【8月19日 AFP】インドネシア・バリ(Bali)島で11月に開催される20か国・地域(G20)首脳会議(サミット)に、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と中国の習近平(Xi Jinping)国家主席が参加する見通しであることが分かった。インドネシアのジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領が、19日に公表されたインタビューで明らかにした。

 米国は、ウクライナや台湾の情勢をめぐり、中ロ両国と対立しており、両首脳がG20サミットに実際に出席すれば、激しいやりとりが展開される可能性がある。

 ジョコ氏は米ブルームバーグ(Bloomberg)のインタビューで「習氏は来る。プーチン大統領も参加すると言っていた」と述べた。

 現在輪番制のG20議長国を務めるインドネシアは4月、プーチン氏をサミットに招待したと発表。西側諸国は、ロシアを排除するよう求めたが、インドネシアは中立姿勢を貫いてきた。

 さらにインドネシアは、G20メンバーではないウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領も招待した。ゼレンスキー氏は少なくともオンライン方式で参加すると表明している。

 習氏は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が発生して以来、外遊を控えており、中国本土を離れたのも先月の香港訪問が初めてだった。(c)AFP