【8月19日 AFP】ロシアは18日、極超音速弾道ミサイルを搭載した戦闘機3機をバルト海(Baltic Sea)沿岸の飛び地カリーニングラード(Kaliningrad)に配備した。

 軍事施設が集中するカリーニングラードは、リトアニアとポーランドに挟まれている。両国はいずれも欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)加盟国で、ロシアの侵攻を受けるウクライナを強く支援している。

 ロシア国防省の発表によると、極超音速弾道ミサイル「キンジャル(Kinzhal)」を搭載した戦闘機ミグ31(MIG31)3機がカリーニングラードのチカロフスク(Chkalovsk)飛行場に配備され、今後「24時間体制の戦闘任務」に就く。

 2018年に公開されたキンジャルは、音速の10倍で飛行し、ミサイル防衛システムによる迎撃が極めて困難であることから、同国のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領から「理想兵器」と評されている。(c)AFP