【8月18日 AFP】大韓体育会(KSOC)は18日、冬季五輪で三つのメダルを獲得したキム・ミンソク(Kim Min-seok)ら同国のスピードスケート選手4人が、飲酒運転に関与したとして最長18か月の資格停止処分を受けたと発表した。

 この4選手は7月、飲酒後1台の車に同乗して練習施設の近くで自損事故を起こしたが、通報を怠った。この事故の様子は防犯カメラに捉えられていた。

 大韓スケート連盟(KSU)は、飲酒運転によりキムに18か月、チョン・ジェウォン(Chung Jae-woong)に1年の資格停止処分を科した。また、飲酒運転をほう助した他の2選手にも出場停止の処分が言い渡された。

 大韓体育会の関係者によれば、選手たちは18日の期日までに異議申し立てをしなかったという。この関係者はAFPに「これにより彼らは処分を受け入れたことになる。そのため、資格停止処分は有効となる」とコメントした。

 五輪のスケート競技の大国となっている韓国だが、ショートトラック界ではここ数年、スキャンダルが起きている。

 2019年には五輪金メダリストである林孝俊(Lim Hyo-jun、イム・ヒョジュン)が、ナショナルトレーニングセンターでチームメートのズボンを無理やり下ろしたとして1年の資格停止処分を受けた。

 また同年には、練習施設の女子寮に忍び込んだとして男子選手が1か月の謹慎を命じられた。(c)AFP