【8月22日 AFP】ポルトガル中部コビリャン(Covilha)のオルジャイス(Orjais)で、山火事を見る地元の人たち。

 エストレーラ(Estrela)山脈で今月6日に発生した山火事は、12日にいったん火の勢いが弱まったが、16日になって再び火勢を増した。コビリャン郊外で最初の火の手が上がり、今月半ばまでに約2万5000ヘクタールが焼けたとみられている。山麓の丘陵地帯にある村、オルジャイスの住民たちは、自分たちの家に近づいた火を食い止めようと消火活動に手を貸した。

 国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)が「ユネスコ世界ジオパーク(UNESCO Global Geopark)」として認定したエストレーラ・ジオパークも焼けた。エストレーラ山脈はヤマネコやトカゲなど多様な生き物が生息するポルトガル最大の自然保護区であるため、当局は火災の影響を懸念している。(c)AFP