【8月18日 AFP】昨シーズンのイングランド・プレミアリーグの試合で、エバートン(Everton)サポーターの手から携帯電話をはたき落としたとみられる映像が流出したマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、英国警察から注意を受けていたことが分かった。

 この出来事は、ユナイテッドが敵地グディソン・パーク(Goodison Park)で0-1で敗れた今年4月9日のエバートン戦後に発生。この映像がインターネット上で拡散されたことを受け、マージーサイド(Merseyside)警察は捜査を開始し、37歳のロナウドは暴行と器物損壊の疑いで事情聴取を受けた。

 警察は17日、発表文の中で「この件は条件付き注意処分として対処した。すでに解決済み」と記した。

 今回のニュースは、ロナウドが不振にあえぐユナイテッドでの今後に関する報道を「うそ」だと批判する中で伝えられた。

 ユナイテッドを離れるのではないかという臆測が飛び交う中、ロナウドは家庭の事情によりタイとオーストラリアでのプレシーズンツアーを欠場していた。

 報道によればロナウドは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)出場を望んでいるものの、ユナイテッド側に放出する計画はなく、同選手はエリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督の構想の中でいまだ不可欠な存在だと主張している。

 インスタグラム(Instagram)のあるファンアカウントが、スペイン1部リーグ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)への移籍のうわさについて投稿したところ、ロナウドはこれに返信。ファンは数週間後に「真実を知ることになる」とし「メディアはうそをついている」と付け加えた。(c)AFP