【8月17日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、他のトップ選手とともにサウジアラビアが後援するリブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズへの対応策を話し合うと、複数の米メディアが16日に報じた。

 報道によれば、ウッズとリッキー・ファウラー(Rickie Fowler、米国)がフロリダからフィラデルフィア(Philadelphia)へ飛び、フェデックス・カップ(FedEx Cup 2022)プレーオフ第2戦のBMW選手権(BMW Championship 2022)のかたわらで、20人ほどのトップ選手とともに、数百万ドル規模の高額契約を使って米ツアー(US PGA Tour)から選手を引き抜き続けているリブゴルフへの対策を話し合うという。

 今年リブゴルフが立ち上げられてから、ゴルフ界は分断状態にあり、直近では第150回全英オープン(The 150th Open Championship)を制したキャメロン・スミス(Cameron Smith、オーストラリア)が、新リーグに参戦する次なるビッグネームとして報じられている。

 リブゴルフからの7億~8億ドル(約937億~1071億円)の参戦オファーを断ったと伝えられるウッズは、新リーグを最も手厳しく批判している選手の一人で、全英オープン出場時には、リブゴルフとの契約には「賛同できない」と発言。「彼らがしているのは、現在の地位を与えてくれたものに背を向ける行為だ」と話し、若手が参戦すれば「メジャーでプレーするチャンスを完全に失う選手が出てくることもあり得る」と続け、「個人的に、まったく理解できない話だ」としていた。(c)AFP