【8月17日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2022)は16日、女子シングルス1回戦が行われ、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は4-6、0-6のストレートでエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)に敗れ、輝かしいキャリアの終わりがさらに近づいた。

 前週、今月末に開幕する全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)限りでの引退を考えていると示唆した40歳のセレーナは、昨年の全米オープンを制したラドゥカヌに完敗。試合後はテレビのリポーターと話すことなく、足早にコートを後にした。

 2014年と2015年にこの大会で優勝しているセレーナは、今季はけがのためウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)がシングルスのシーズン初戦で、これがまだ4試合目だった。

 一方のラドゥカヌは、四大大会(グランドスラム)23勝のセレーナとの最初で最後になる可能性が高い対戦で、どちらのセットも最初のゲームをブレークして勝利した。

 ラドゥカヌは「最初の1ポイントから最後まで緊張していた」と話し、「セレーナは危険な選手で、どんな状況からでも巻き返せる」と続けた。

「集中し続けなければならなかった。何とか落ち着きを保つことができて、すごくうれしい」

 昨年9月の全米オープンを予選から勝ち上がって優勝したラドゥカヌは、その後の戦績をこれで14勝17敗としている。(c)AFP