【8月17日 AFP】サッカーウェールズ前代表監督のライアン・ギグス(Ryan Giggs)被告が16日、元恋人への暴行の罪などに問われている裁判で、暴力行為を否定した一方、これまで不貞をはたらき続けていたと認めた。

 1週間にわたる公判で初めて証言台に立ったギグス被告は、およそ2年前に元恋人でPR会社役員のケイト・グレビル(Kate Greville)さんに暴力を振るったり、付き合っていた2年の間に相手を支配しようとしたりしていたことはないと否定した。

 しかし自身の弁護人からの質問に対してギグス被告は、生涯を通じて恋人に不貞をはたらいてきたことを認め、自分が「生来の浮気者」であり、結婚していたり、恋人がいたりする場合でも、魅力的な女性を追いかけたい気持ちに「あらがう」ことができなかったと話した。

 ギグス被告は、関係を終わらせようとしたグレビルさんの顔に頭突きを食らわせるなど、「度重なる肉体的、精神的な暴行」を加えたとして、マンチェスター刑事法院(Manchester Crown Court)で裁判にかけられている。イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で活躍し、引退後はウェールズ代表の監督も務めていたが、この告発でキャリアが暗転し、有罪になれば禁錮5年を科される可能性もある。(c)AFP