【8月16日 AFP】ニュージーランドの最大都市オークランド(Auckland)で先週、競売で落札したスーツケースの中から遺体が見つかったと通報があり、警察が殺人事件として捜査を開始したことを明らかにした。

 競売は、オークランド南部パパトエトエ(Papatoetoe)の貸し倉庫に保管されていた物品全てを売却するもので、問題のスーツケースも保管物の一つだった。落札した家族は、遺体の存在を知らずにスーツケースを自宅に持ち帰ったとされる。

 警察は、遺体を発見した家族から11日に通報を受けたと明かした。一家が殺人に関与したとはみておらず、「事件の全体像を把握するため、遺体の身元特定が優先事項だ」と説明した。検視を通じて、犠牲者数の確認も行われているという。

 ニュースサイトのニュースハブ(Newshub)は、複数人の遺体が交ざっている可能性があると報じている。

 貸し倉庫の競売は、賃料の支払いが滞っている場合に行われる。ニュースサイトのスタッフ(Stuff)によると、倉庫を所有する会社が警察の捜査に協力しているという。(c)AFP