【8月16日 CGTN Japanese】中国四川省(Sichuan)の三星堆(Sanxingdui)遺跡の8号坑で、新たな青銅器「四翼獣」が発見されました。三星堆で翼のある神獣が出土したのは初めてです。

 このほど、8号坑の中央エリアで考古学者が青銅器の容器を清掃していたところ、蓋の上部に4本の翼がついた神獣を発見しました。この神獣は以前、三星堆で出土した四足獣とは大きな違いがあります。研究者によりますと、今回出土した神獣は頭部が小さく、翼が非常に長く、珍しい透かし彫りが施されていることから、古蜀の人々の世界観を理解する上で大きく役立つということです。

 現在は発掘作業が進められているところで、8月末頃には全容がはっきりと分かるということです。計画では、8号坑の発掘作業は10月に完了する予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News