【8月17日 Xinhua News】中国上海市にある米テスラ(Tesla)の上海ギガファクトリーでこのほど、100万台目の完成車がラインオフした。同工場はわずか3年で100万台を達成した。

 上海ギガファクトリーの産業チェーンの現地調達率はすでに95%を超えている。同ファクトリーはテスラが米国以外に初めて設置した工場で、同社が中国と世界の市場を開拓する上で極めて重要な意義を持つ。上海へのテスラ誘致は、上海とその周辺地域の自動車産業チェーン全体の高度化転換をけん引した。同ファクトリーはすでに、上海や蘇州(Suzhou)、寧波(Ningbo)、南通(Nantong)などの長江デルタ地域で、バッテリーや自動車用半導体、自動運転システム、自動車内装、精密加工など新エネルギー車部品のエコシステムを形成している。

 今年上半期には、新型コロナウイルスの感染拡大という厳しい試練を受けながらも9万7182台を輸出。前年同期の4万1770台から2倍以上になった。上半期の生産台数は30万台近くに上り、納車台数は前年通期の6割以上に達している。(c)Xinhua News/AFPBB News