【8月16日 AFP】欧州水泳選手権(LEN European Aquatics Championships 2022)は15日、イタリア・ローマで競泳の各種目決勝が行われ、男子200メートル自由形ではルーマニアのダビド・ポポビチ(David Popovici)が史上3番目のタイムとなる1分42秒97で優勝した。

 来月18歳の誕生日を迎えるポポビチは、いずれも2秒以上の大差をつけてアントニオ・ジャコビッチ(Antonio Djakovic、スイス)を2位に、フェリックス・オーベック(Felix Auboeck、オーストリア)を3位に抑えた。

 同種目の世界記録は、同じくローマで2009年にポール・ビーデルマン(Paul Biedermann、ドイツ)氏が打ち立てた1分42秒00となっている。

 6月の世界水泳選手権(19th FINA World Championships)で100メートルと200メートルの自由形2冠を達成し、13日に行われた男子100メートル自由形では世界新記録で優勝したポポビチは、「ハードなレースだったが、自分の力で勝ち得たタイム。最高のタイムだ」とコメントした。

 17日には400メートル自由形の予選に臨む予定で、「ようやく、1分43秒を切ることができたから最高。あした(16日)は少しリラックスして、それから400メートルで腕試しするのが今の目標だ」と話した。(c)AFP