【8月16日 AFP】米司法省は15日、南部フロリダ州にあるドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の邸宅を連邦捜査局(FBI)が家宅捜索したことに関連し、捜索の裏付けとして使用された宣誓供述書の開示要求に反対の意向を示した。

 一部のメディアや共和党議員が、同州の連邦地裁判事に対し、宣誓供述書の開示を求めていた。

 司法省は、連邦地裁に提出した文書で、先週行われたトランプ氏の邸宅「マーアーラゴ(Mar-a-Lago)」の捜索令状と押収品目録はすでに公開されていると指摘。一方で、捜索の根拠を記した宣誓供述書については「全く異なる検討」を要するとしている。

 司法省は「国家安全保障に関わる捜査の完全性保護など、宣誓供述書を公開すべきでない、やむを得ない理由がある」と説明。また「極めて重要かつ詳細な捜査事実」のほか、「証人に関する機密性の高い情報」が含まれていると強調した。(c)AFP