【8月16日 AFP】終戦の日を迎えた15日、高市早苗(Sanae Takaichi)経済安全保障担当相と秋葉賢也(Kenya Akiba)復興相が靖国神社(Yasukuni Shrine)を参拝した。

 同神社を第2次世界大戦(World War II)などでの日本の軍国主義の象徴とみなしている中国と韓国は、参拝に反発。中国外務省の汪文斌(Wang Wenbin)報道官は「深刻な挑発行為」と非難し、韓国政府は「深い失望」を表明した。

 高市氏は、先月銃撃を受け死去した安倍晋三(Shinzo Abe)元首相に近い人物で、以前からたびたび靖国神社を参拝していた。一方、昨年10月に就任した岸田文雄(Fumio Kishida)首相は参拝せず、私費で玉串料を納めた。現職首相の参拝は2013年の安倍氏が最後で、当時、中国と韓国の反発を招いた他、米国からも異例の批判を受けた。(c)AFP