【8月15日 CGTN Japanese】中国中南部の湖南省(Hunan)はここ数年、生態優先・グリーン発展を続け、10年間禁漁政策を実行してきました。現在、長江沿線の三大湖の1つ、洞庭湖では、魚の群れが元気よく水面から飛び跳ねる様子が見られます。

 2021年初め、長江・湖南区間、洞庭湖などの水域では全面的に「10年間の禁漁」が実施されました。1年半がたち、現地で観察された魚の種類は61種類となり、禁漁前より30種類以上増えました。

 湖南省岳陽市(Yueyang)漁政管理ステーションの関係者は、「禁漁以後、魚がよく水面に飛び出すようになった。以前は見られなかった。(現在は)魚が年々大きくなり、数も増えてきた。禁漁は非常にいい効果がある」と話していました。

 禁漁政策実施後、以前漁民をしていた人たちは地方政府が造った生態養魚基地で働き、干し魚の商売を始めました。村では電子商取引プラットフォームを利用して、養殖、加工、販売を含む産業チェーンが形成されました。昨年の干し魚の売上高は2800万元(約5兆5000万円)以上に達したということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News