【8月15日 AFP】女子テニスのエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)が14日、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2022)1回戦でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)と対戦することへの興奮を口にした。

 昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)で予選から優勝を果たした19歳のラドゥカヌは、15日から始まる1回戦でウェスタン&サザンオープン初出場を果たす。

 現在40歳のセレーナは、2週間後に開幕する全米オープン後のどこかのタイミングで現役を退き、四大大会(グランドスラム)でシングルス23勝を挙げるなど、ハイライト満載の20年以上にわたるキャリアに幕を下ろすことを示唆している。

 ラドゥカヌは、自身が生まれた2002年11月にはすでに世界ランキング1位に立っていたセレーナとの対戦について「私たちのキャリアがこうして交わり、対戦できるのを幸運に思う」と喜び、「何が起ころうと、私にとっては間違いなく一生忘れられない最高の経験になる」とコメント。

 これからの世代である自身と、去りゆく世代であるセレーナとの女王同士の対決は「エキサイティングな試合になるだろう」と期待し、「楽しみにしている。史上最高のテニス選手と対戦できる素晴らしい機会になる」と語った。「多分、自分にとっては最後の機会になる」

 前週のナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2022)では1回戦敗退に終わったラドゥカヌ。「負けた後はすぐにコートへ戻った」と明かし、「長々と振り返ったり、嘆いたりはしなかった」と、この大会で調子を取り戻したいと意欲を見せている。(c)AFP