【8月15日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2022)は14日、男子シングルス決勝が行われ、スペインのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta)は3-6、6-3、6-3の逆転で大会第8シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)を破り、マスターズ1000(ATP Masters 1000)初優勝を果たした。

 相手のホルカシュはツアー決勝で5戦全勝中だったが、カレーニョ・ブスタはサービスエース18本を決められながらも1時間45分で記録を止めた。

 ノーシードの選手の同大会制覇は20年ぶりで、世界ランキング20位圏外の選手の優勝は、2001年大会を43位で制したアンドレイ・パベル(Andrei Pavel、ルーマニア)以来。スペイン人選手としては、優勝5回のラファエル・ナダル(Rafael Nadal)、1975年のマニュエル・オランテス(Manuel Orantes)氏に続いて3人目のタイトル獲得となった。

 最初の2セットは映し鏡のような展開で、まずはホルカシュが第6ゲームをブレークして第1セットを先取。続く第2セットはカレーニョ・ブスタが第2ゲームでブレークし、その差を維持して追いついた。最終セットはカレーニョ・ブスタが二つのブレークを奪い、最初のチャンピオンシップポイントを獲得して優勝した。

 ツアー7勝目を挙げたカレーニョ・ブスタは、最新のランキングで世界14位に浮上する。(c)AFP