【8月15日 AFP】22-23スペイン1部リーグは14日、第1節の試合が行われ、王者レアル・マドリード(Real Madrid)はアルメリア(UD Almeria)に先制されたが、DFダビド・アラバ(David Alaba)が途中出場からすぐに見事な直接FKを決め、2-1で逆転勝利を手にした。

 敵地でのリーグ開幕戦に臨んだレアルは、ラージー・ラマザニ(Largie Ramazani)にゴールを許し昇格組のアルメリアに早々の先制を許したが、60分過ぎにルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)が同点弾をマークした。

 すると迎えた75分、ペナルティーエリアのすぐ外でルカ・モドリッチ(Luka Modric)がファウルを受けてFKを獲得すると、ピッチに投入されたばかりのアラバがカーブのかかったキックを右のポストに当てて決めた。

 昨季2部リーグで優勝し、8季ぶりの1部復帰を果たしたアルメリアに苦戦を強いられたレアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は「枠内シュートは多かったが、1点が決まればその後はずっと楽な展開になった」とコメントした。

「試合の進み方については満足している。華麗ではなかったが、水曜日(10日)の試合や暑さなど考慮すべき点も多くある」

 選手をローテーションするというアンチェロッティ監督の采配は序盤は奏功せず、レアルが2008-09シーズン以来の開幕戦黒星を喫するかに思われる時間帯もあった。

 アラバとカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)の得点でドイツ・ブンデスリーガ1部のフランクフルト(Eintracht Frankfurt)を2-0で下し、今季初タイトルを獲得した10日のUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2022)から、レアルは5人の先発選手を入れ替えた。アラバやモドリッチらが先発から外れたのに対し、今夏に加入したDFアントニオ・リュディガー(Antonio Rudiger)とMFオーレリアン・チュアメニ(Aurelien Tchouameni)が新天地での公式戦で初先発を飾った。(c)AFP