【8月14日 AFP】22-23イタリア・セリエAが13日に開幕し、王者ACミラン(AC Milan)は4-2でウディネーゼ(Udinese)との激戦を制し、開幕戦を白星で飾った。インテル(Inter Milan)は終了間際のゴールでレッチェ(US Lecce)を2-1で退けた。

 ミランは試合開始2分もたたずに相手に先制されたが、アンテ・レビッチ(Ante Rebic)の2ゴール、テオ・エルナンデス(Theo Hernandez)とブラヒム・ディアス(Brahim Diaz)の得点で逆転した。今季も開幕時点で明確な優勝候補がおらず、接戦のタイトル争いが予想される中で、4得点を挙げての勝ち点3獲得は完璧なシーズンの幕開けになった。

 一方のウディネーゼは、ミランの本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で大歓声を上げる多数のホームサポーターの前で勇敢に戦ったが、僅差での厳しい敗戦になった。

 インテルはチームに復帰したロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が開始わずか81秒で至近距離からのヘディングシュートを決め、敵地で先制に成功した。しかし、ホームの情熱的な後押しを受けるレッチェは有名選手をそろえる相手に屈せず、48分にアッサン・シーセイ(Assan Ceesay)の得点で同点に追いついた。

 それでもインテルは、ダンゼル・ダムフリーズ(Denzel Dumfries)のヘディングがポストで跳ね返り、ルカクのシュートも相手に阻まれ、昇格組相手に勝ち点を落とすかに見えた95分、ダムフリーズがルカクから主役の座を奪う決勝点を押し込んだ。こちらも気持ちを込めて戦ったホームのレッチェにとっては厳しい結果になった。(c)AFP/Terence DALEY