【8月14日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2022)は13日、女子シングルス準決勝が行われ、元世界ランキング1位で大会第15シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が2-6、6-3、6-4で第7シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)を下し、決勝進出を果たした。

 2016年と18年の同大会を制しているハレプは、勝ち残っている中で最高の第7シードにつけるペグラに約2時間15分で逆転勝ち。けがの影響で1年前に世界ランキングトップ10から陥落していたが、完全復活を印象づける勝利となった。

 試合後には「初対戦だったから展開があまり予想できなかったが、素晴らしい試合ができた。勝ち抜けてとてもうれしい」とコメント。「もちろんもっと改善できるが、自信がついてきている。ゲームを組み立てられているし、今の状況には非常に満足している」と話した。

 この勝利でトップ10復帰が確定し、14日の決勝でも勝利すれば6位まで浮上する。WTA 1000での決勝進出は通算18度目で、同レベルで通算9度目の優勝を狙う。

 対戦相手は、前回準優勝で第14シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)を6-4、7-6(9-7)で破り、ブラジル人選手として初のWTA 1000決勝進出を果たしたベアトリース・ハダード・マイア(Beatriz Haddad Maia)に決定した。

 世界24位のハダード・マイアは3回戦で世界1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)を倒しての勝ち上がりで、これで次週のトップ20入りも確定した。(c)AFP