【8月14日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは13日、第2節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は0-4でブレントフォード(Brentford FC)に屈辱的な大敗を喫し、30年ぶりにリーグ最下位となった。

 一方で王者マンチェスター・シティ(Manchester City)は4-0でボーンマス(AFC Bournemouth)を下して首位に立ち、アーセナル(Arsenal)もガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)の活躍でレスター・シティ(Leicester City)に4-2で勝利。ともに連勝スタートとなった。

 イングランド全土で気温が急上昇し、今週末のプレミア全試合で飲水タイムが導入される中、敵地に乗り込んだユナイテッドは前半に大量失点をし、エリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)新監督にとっては悪夢のシーズン幕開けとなった。

 チームはブレントフォードのジョシュ・ダシルバ(Josh Dasilva)とマティアス・イェンセン(Mathias Jensen)、ベン・ミー(Ben Mee)、ブライアン・ムベウモ(Bryan Mbuemo)にゴールを許し、35分までに0-4とされた。監督は1-2で敗れた開幕戦でベンチスタートだったクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を先発に加えたが、その存在はチームを救うどころか問題を悪化させただけだった。

 ユナイテッドはこれで、1936年以来のアウェーリーグ戦7連敗となった。

 シティはアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)がホームデビュー戦で得点を決められなかったが、ゴール以上の強みがあることを示し、体の強さを生かしてイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Gundogan)の先制点をアシストした。

 その後はケビン・デ・ブルイネ(Kevin De Bruyne)が主役となり、右足アウトサイドでの見事なシュートをファーサイドに決めると、さらにフィル・フォーデン(Phil Foden)の得点もお膳立てした。前半だけで3-0としたシティは後半にペースを緩めたが、最後は残り11分、ジョアン・カンセロ(Joao Cancelo)のクロスが相手のオウンゴールを誘発して1点を追加した。

 アーセナルはジェズスが本拠地初出場で2得点2アシストを記録し、無傷の2連勝を飾った。(c)AFP/Kieran CANNING