【8月16日 Xinhua News】中国の経済シンクタンク、華頓経済研究院(WEI)はこのほど、2022年版の中国上場企業上位500社ランキングを発表した。中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、中国銀行の四大商業銀行が6年連続で上位4位を独占。中国工商銀行は13年連続で首位を維持した。

 ランキングは、上海、深圳、北京の各証券取引所に上場する企業の前年の利益額を基に、企業の発展理念などを合わせて過去1年の経営状況を評価。01年に始まり今年で22回目となる。今回のランク入りの最低ラインとなる利益額は16億7千万元(1元=約20円)で前回を21・6%上回った。上位500社のうち100億元超が105社、500億元超が21社、1千億元超が10社を占めた。首位の中国工商銀行は4千億元だった。

 上位500社の利益額の合計は、6兆1322億4600万元と初めて6兆元の大台に乗せた。伸び率は20・9%と過去最高を更新。全上場企業の利益額合計に占める割合は93・7%に上った。対国内総生産(GDP)比は5・4%と初めて5%を超えた。

 業種別では、製造業が27社増えて238社となり、企業数全体の47・6%を占めた。利益額も1兆3058億2100万元と全体に占める割合を21・3%に引き上げた。半面、金融業(80社)は2兆8694億6500万元と全体の47・0%まで下がり、5割を割り込んだ。このほか、建設・エネルギー業(107社)が1兆3936億4700万元、サービス業(75社)が5633億1200万元とそれぞれ全体の22・7%、9・2%を占めた。(c)Xinhua News/AFPBB News