【8月13日 AFP】ドイツのロベルト・ハーベック(Robert Habeck)経済・気候保護相は12日、ロシアによる欧州への天然ガス供給削減を受け、冬の間、ガス消費量を抑えるために公共施設での暖房の設定温度を19度に制限すると発表した。

 ハーベック氏は南ドイツ新聞(Sueddeutsche Zeitung)に対し、病院と福祉施設以外の公共施設が対象となると説明。公共施設と記念建造物の夜間照明も停止するとした。照明の停止はすでに複数の都市で実施されている。

 ウクライナ侵攻をめぐる緊張が続く中、ロシアがドイツへのガス供給を削減したことで、独政府は対応を強いられている。12月までに国内のガス備蓄量を上限近くまで増やすことを義務付けた他、ガス火力発電の負担軽減に向けて休止中の石炭火力発電所を再稼働させた。(c)AFP