【8月12日 CGTN Japanese】中国宇宙ステーションの二つ目のモジュールとして、実験モジュール「問天(Wentian)」には複数の実験キャビネットと三つの就寝エリアが配置され、今後、宇宙飛行士が働き、生活する重要な場所となります。「宇宙調律師」と呼ばれる中国宇宙技術研究院の試験チームは、さまざまな方法で船内の騒音を制御し、宇宙飛行士に静かで快適な作業環境を提供しています。

「問天」の内部には、エアーコンプレッサー、ポンプ、ファン、姿勢制御のためのコントロール・モーメント・ジャイロ、空間生命科学研究のミッションに必要な「宇宙アイスボックス」など大量の設備が搭載され、これらの設備を運転する騒音が重なって宇宙ステーション内の複雑な騒音環境を構成しています。船内設備の騒音の原因や設置された位置、機器の大きさはそれぞれ異なるため、試験チームはこれに対応して「原因に応じた対策」を選択し、振動を主とする騒音源にはカスタマイズされたふんわりとした金属ゴムの快適な「靴」を履かせ、音響放射を主とする騒音源は遮音性の高い箱に入れられています。

「問天」の設備は複数の研究開発機関から集められており、据え付けの時期はそれぞれ異なりますが、騒音評価作業はすべての騒音源が据え付けられるまで待つことはできません。騒音源がない場合、試験チームは「代役」を立て、音源シミュレーションシステムを通じて宇宙ステーション上の各騒音源から発生するノイズを再現し、さらにノイズ測定システムを通じて、モジュール内の音圧を測定しました。

「宇宙調律師」たちはさまざまな妙案を用いて、「問天」の作業エリアの騒音を60デシベル以下、就寝エリアの騒音を50デシベル以下に抑えています。これは普段室内で普通に会話している音量に相当し、関連する医学基準を満たしています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News