【8月12日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2022)は11日、女子シングルス3回戦が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は4-6、6-3、5-7でブラジルの伏兵ベアトリース・ハダード・マイア(Beatriz Haddad Maia)に敗れた。

 全仏オープン(French Open 2022)を含め今季6度の優勝を果たしているシフィオンテクは、この敗戦で今季50勝目を逃した上に、WTA 1000での連勝も23でストップした。

 一方、3時間に及ぶ激戦を制した世界24位のハダード・マイアは、これがトップ10選手から挙げた今季3勝目となるが、世界1位の選手を相手には初白星。また、ブラジル人選手がWTA 1000で8強入りするのも初めてとなった。

 6月にノッティンガム・オープン(Rothesay Open Nottingham 2022)とバーミンガム・クラシック(Rothesay Classic Birmingham 2022)で優勝しているハダード・マイアは「うれしい。自分とチームを誇りに思うし、特別な瞬間」と喜んだ。

 次戦は第12シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)とベスト4入りを懸けて対戦する。

 ベンチッチは2回戦で四大大会(グランドスラム)通算23勝のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を撃破したのに続き、この日は第8シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)を6-1、6-3で一蹴した。

 その他では、第10シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)が第6シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)に7-5、4-6、7-6(7-4)で競り勝った。

 ガウフは準々決勝で、通算2度のグランドスラム優勝を誇る第15シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)と激突する。元世界1位のハレプは、ジル・タイシュマン(Jil Teichmann、スイス)を6-2、7-5で退けた。

 第7シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)は、前回女王のカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)に3-6、6-0、7-5で勝利。準々決勝では、アリソン・リスク・アムリトラジ(Alison Riske Amritraj、米国)を6-3、7-5で下したユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)と顔を合わせる。

 第14シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)は第3シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)を6-1、6-7(9-11)、6-3で破り、中国の鄭欽文(Zheng Qinwen)との準々決勝へ駒を進めた。

 鄭は元全米オープン(US Open Tennis Championships)覇者で地元ファンが応援するビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)を7-5、5-7、6-2で倒した。(c)AFP