【8月12日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は11日、W杯カタール大会(2022 World Cup)の開幕戦を1日前倒しの11月20日に実施することを正式決定した。この異例の変更で、開催国カタールは大会の記念すべき初戦を飾れることになった。

 FIFAは、今回の決定は理事会で全会一致で承認されたと発表。カタールの大会組織委員会は、この変更で影響を受けるファンに何らかの支援を行う意向を示した。

 当初の日程では、11月21日のカタール対エクアドル戦を正式な開幕戦としつつも、セネガル対オランダ戦がその日最初の試合として組まれ、イングランド対イラン戦が第2試合に入っていた。

 これに対し、開会式の盛大なショーに費用をつぎ込んでいたカタール側は、不満を持っていた。

 FIFAは「この変更により、開催国もしくは前年覇者が登場する第1試合と合わせて開会式を実施し、W杯を開幕するという長年の伝統が継続される」とコメントした。

 今回の変更に伴い、グループAのセネガル対オランダ戦の試合開始時間は、11月21日午後1時から同日午後7時(日本時間同22日午前1時)に変更となる。グループBのイングランド対イラン戦に変更はない。(c)AFP/Tim Witcher