【8月12日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)の成都市(Chengdu)公共交通集団はこのほど、同市初の「高齢者に優しいバス」として進化した「27路」の路線バスを公開した。

 同車両は新エネルギーバスで、客室床面を低くし乗降口の段差も少なくすることで高齢者が乗り降りする際の利便性と安全性を高めている。車内モニターに映し出される文字は大きく、停留所名や高齢者への配慮を示す標語が映し出される。

 運転席後方には「よろず箱」を設置し、拡大鏡やビニール袋、マスク、アルコールウェットティッシュ、ばんそうこうなど、高齢者が必要な時にいつでも使えるものが備え付けられている。

 成都公交集団東星巴士の担当者によると、同路線の運転は厳しい訓練を受けた優秀なドライバーが担当し、スムーズな停車や発車により高齢者の安全を確保するという。(c)Xinhua News/AFPBB News