【8月11日 AFP】台湾軍は11日、最南端の屏東(Pingtung)県で数百人が参加した約1時間の軍事演習を実施した。陸軍第8軍団(Eighth Army Corps)報道官はAFPに、防衛演習の一環で榴弾(りゅうだん)砲を発射するなどしたと述べた。

 中国は、ナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)米下院議長の先週の訪台に強く反発し、台湾周辺の空・海域で過去最大規模の演習を実施して10日に終了した。

 台湾軍は同県で9日にも同様の演習を行った。軍は両演習について、以前から予定されており、中国の演習に対応したものではないと主張している。台湾は定期的に、中国による台湾侵攻を想定した防衛演習を行っている。(c)AFP