【8月11日 AFP】豪ビクトリア(Victoria)州は11日、先日死去した歌手で女優のオリビア・ニュートン・ジョン(Olivia Newton-John)さんの追悼式典を執り行うと発表した。日取りは未定。

 米グラミー賞(Grammy Awards)を受賞したこともあるニュートン・ジョンさんにふさわしく、にぎやかな送る会になるという。

 ニュートン・ジョンさんは英国生まれ、オーストラリア育ち。1978年公開のヒットミュージカル映画『グリース(Grease)』などで知られた。米カリフォルニア州の自宅で8日、73歳で亡くなった。

 ニュートン・ジョンさんの死因は明らかにされていない。だが、以前、過去30年にわたり乳がんに「打ち勝とう」としていると話していた。

 豪ビクトリア州のダニエル・アンドリュース(Daniel Andrews)首相は、遺族が州による追悼式典開催の申し入れを承諾したと述べた。「葬儀というよりはコンサートのようなもの」になるという。「(ニュートン・ジョンさんの)豊かで寛大な人生にふさわしい式典になる」

 ニュートン・ジョンさんの夫ジョン・イースタリング(John Easterling)さんは11日、追悼文を公開。ファンから寄せられた「膨大な愛と支援」に感謝した。

 イースタリングさんはニュートン・ジョンさんについて「私が知る中で最も勇気ある女性だった」「一番つらい時でも、情熱とユーモア、そして物事を良い方向へもっていこうとする意志を常に持っていた」とつづった。(c)AFP