【8月11日 AFP】サッカーUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2022)が10日、フィンランド・ヘルシンキで行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はダビド・アラバ(David Alaba)とカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)のゴールでフランクフルト(Eintracht Frankfurt)を2-0で下し、通算5度目の優勝を果たした。

 特に前半はフランクフルトが危険な状況をつくったが、優勝した昨季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)でもそうだったように、レアルは経験と個々のクオリティーで乗り切った。

 レアルを率いるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督はモビスターTV(Movistar TV)に対し、「簡単な試合ではなかった。相手は自陣で強固な守りを築いたが、何とかゴールをこじ開け、その後はわれわれがうまくコントロールした」と振り返った。

「シーズン開幕時点で100パーセントのチーム状態を期待してはいけないが、われわれは勝って良いスタートを切った。この優勝がより素晴らしい結果を手にする力になると信じているし、勝つことで選手のモチベーションは上がると思う」

 この試合でベンゼマは、ラウル・ゴンザレス(Raul Gonzalez)氏を上回るレアルでの通算324点目をマーク。レアルでベンゼマより得点を記録しているのは、450ゴールのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)ただ一人となった。

 ベンゼマについてアンチェロッティ監督は、「彼は今、バロンドール(Ballon d'Or)の候補に挙がっている。疑問の余地があるだろうか? 私に言わせれば無いよ」とコメントしている。(c)AFP