【8月14日 CGTN Japanese】1600年以上の歴史を持つ中国伝統の手織り工芸品「南京雲錦」は、その独特な製作工程により機械による生産は今日でも実現されていません。生産量が少なく、高価であることなどから、人々の日常生活とはかけ離れた存在でした。

 南京雲錦研究所はこのほど、「雲錦+テクノロジー」を利用し、各種ブランドと提携して、雲錦の生地や模様、特色あるデザインと生活用品を垣根を越えて融合させ、雲錦のハンドバッグやノート、アロマ、Tシャツ、フィッシャーマンズハットなど、各年齢層をカバーする製品をリリースしました。

 南京雲錦博物館の館長によりますと、南京雲錦は人類の無形文化遺産に指定されていますが、ショーウインドーに飾られる工芸品にとどまっていてはならず、庶民の生活の中に入り込んで継承していかなければならないものです。

 南京雲錦研究所はまた、人気の着せ替えモバイルゲームとコラボして、若者の関心も呼び起こしています。ゲームの中でプレーヤーは同研究所がデザインした漢服を1着選ぶことができます。その漢服は実際に南京雲錦博物館で展示されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News