【8月10日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー最終戦の第150回全英オープン(The 150th Open Championship)を制したキャメロン・スミス(Cameron Smith、オーストラリア)は9日、米ツアーを離脱してサウジアラビアが後援する新リーグ、リブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズに参戦する意向だという報道に関して、沈黙を貫いた。

 世界ランキング2位のスミスは、11日に開幕する米ツアーのフェデックス・カップ(FedEx Cup 2022)プレーオフ初戦、フェデックス・セントジュード選手権(2022 FedEx St.Jude Championship)に向けて、別の話題に触れていた。

 しかし、スミスとマーク・リーシュマン(Marc Leishman、オーストラリア)がリブゴルフ参戦に向けて動いているとする同胞キャメロン・パーシー(Cameron Percy)の発言について問われると、同選手はフェデックス・カップに焦点を当て続けた。

「ここでの目標はフェデックス・カップのプレーオフで優勝すること。そのためだけにここにいる」と語ったスミスは、「PGAツアー、あるいはリブについて言わねばならないことがあれば、それはキャメロン・パーシーではなくキャメロン・スミスの口から語られる」と続けた。

「私は約束を守る男だ。皆さんが何かを知る必要があるときは、いつも私からお知らせする」

 すでにリブゴルフ側と契約を結んだという報道もあるスミスだが、「それについてのコメントはない」と返答した。

 スミスはまた、米ノースカロライナ州シャーロット(Charlotte)のクウェイルホロー・クラブ(Quail Hollow Club)で来月開催される、米国選抜と欧州以外の世界選抜が対戦する第14回プレジデンツ・カップ(2022 The Presidents Cup)には出場する意向だと述べた。

 今年のプレジデンツ・カップは、リブゴルフ・シリーズのボストン(Boston)大会とシカゴ大会の後に予定されている。リブゴルフの大会に出場すれば、スミスは米ツアーへの出場停止を余儀なくされ、プレジデンツ・カップにも参加できなくなる。(c)AFP