【8月10日 Xinhua News】中国青蔵高原の奥地に位置する青海省(Qinghai)玉樹(Yushu)チベット族自治州は、長江、黄河、瀾滄江の源流域「三江源」にある。同自治州ではここ数年、生態系保護が強化され、野生動物の個体群の数が大幅に増え、ユキヒョウやヒグマ、アカゲザルなどがたびたび目撃されるようになった。

 相古村は同自治州玉樹市の南東部にあり、平均標高3450メートル。村では2013年にヒグマが餌を探す姿が目撃された。ここ数年、ヒグマの確認数が増え続けており、十数頭が頻繁に出没するようになった。今年に入ってからも、餌を探しにたびたび村に下りてきている。地元では、ヒグマが出没する山林に電気柵を設置し、生態管理保護員を巡回させているほか、警告表示を設置し、ヒグマに近付かないよう呼び掛けている。(c)Xinhua News/AFPBB News