【8月10日 AFP】アフガニスタンで、イスラム主義組織タリバン(Taliban)が政権を掌握してから15日で1年となる。

 当時、首都カブールに迫りつつあるタリバンから逃れようと、空港には人が殺到した。滑走路に止まった航空機に押し寄せた群衆が、機体によじ登ろうとする画像は世界中のメディアで報じられた。離陸しようとしている米軍の輸送機にしがみつく人もいた。

 AFPフォトグラファーが捉えたパニックの様子は、2001年の米同時多発テロ後20年にわたり駐留していた米軍の撤退が引き起こした混乱を象徴していた。

 2021年8月26日には、空港付近で自爆攻撃があり、米兵13人を含む多数の人が死亡した。攻撃をめぐっては、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。

 1年後の今、タリバンはAFPフォトグラファーに空港での撮影を許可した。

 現在は、数便の国内・国際線が運航されている。(c)AFP