ベルギー、新たにハーゲンダッツ7品目に回収命令
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【8月10日 AFP】ベルギーの食品安全当局は9日、アイスクリーム「ハーゲンダッツ(Haagen-Dazs)」の一部商品からがんと関連がある化学物質の痕跡が見つかったとして、新たに7品目の回収を命じた。5日にも10品目の回収を命じていた。
ベルギーで9日に回収対象となった品目は、サイズがパイントとミニカップで賞味期限が2023年3~4月のもの。フレーバーはバニラとベルギーチョコレート、マカデミアナッツブリトル、プラリネ&クリームなど。
回収対象の商品を購入した場合、食べずに廃棄し、ハーゲンダッツを手掛ける米食品大手ゼネラル・ミルズ(General Mills)に連絡して返金を求めるよう呼び掛けている。
回収は、フランスの要請に基づく欧州連合(EU)の食品および飼料に関する緊急警報システムの通知を受けた措置。
フランスは先月、検査でハーゲンダッツの一部商品から「エチレンクロロヒドリン(2-クロロエタノール)」が検出されたことを受け、最初に回収を命じた。これまでにスペインも複数の品目の回収を命じた。
エチレンクロロヒドリンは、殺虫剤や洗浄剤として使用される発がん性の化学物質「エチレンオキシド(酸化エチレン)」に含まれる化学物質で、DNA損傷を引き起こす性質がある。
ゼネラル・ミルズは先週、「微量のエチレンオキシドは、サプライヤーの1社から供給された原材料の一つ(バニラエキストラクト)に由来する可能性がある」としていた。(c)AFP