【8月13日 People’s Daily】中国の最南端、海南省(Hainan)三亜市(Sanya)の崖州湾科技城の夜空で、国際メーデーを祝うドローンのすばらしいショーが行われ、観客に全く新しい視覚体験をもたらした。

 ドローン運用チームは、一飛智控(天津)科技(EFY Technology)から派遣された。同社の工場に入ると、数百機のドローンがずらりと並んでいる。大きいものは1メートル以上、小さいものは大人の手のひらより少し大きい程度だ。「これらのドローンはすべてわれわれのチームが独自に開発したもので、空撮や測量・製図、農業・植物保護から民生用製品に至るまでのあらゆる分野をカバーしている」と、創業者の斉俊桐(Qi Juntong)社長は語った。

「1台のドローンの研究開発よりも、われわれのチームはインテリジェントドローンクラスター自律制御技術、特に移動軌道の不整合による衝突を避けるための飛行中の制御整合性に関心がある」。ドローンが協調しながらも互いに干渉しないようにするため、斉社長はチームを率いて一連の技術的問題を克服し、最終的に誤差をセンチメートル単位に抑え、インテリジェントドローンの完全統合飛行試験システムを構築した。「われわれはここ数年、巡回検査、セキュリティー、物流・輸送などの分野で幅広い応用シーンがあるインテリジェントドローンクラスター自律制御技術に全力で取り組んできた」と、斉社長は述べた。

「科学研究の成果は最終的に市場で検証される必要があり、市場で認められなければ、イノベーションの成果を生み出すことは難しい」。斉社長は、ドローンクラスターショーは一般の人がドローンクラスター制御技術の応用を直感的に体験できる方法の一つだという。そのため、2015年に一飛智控を設立し、技術をドローンのクラスターショーなどの商用分野に「普及する」ことを目指した。

 ドローンクラスターショーは、ドローンクラスター制御技術の複雑な応用に向けた第一歩でもある。2021年、一飛智控は277回のドローンショーを成功させ、延べ16万8730機のドローンを着陸させた。現在までに、257件のドローン関連特許を出願した。「2021年には、わが社は各タイプのドローンを1万機近く生産し、全体の営業収入は前年比3倍に増加した」と、同社の郭晶(Guo Jing)副社長は述べた。

「われわれは最高の時代に居合わせた」。斉社長は、「中国の各レベルの政府は、イノベーションの発展を非常に重視している。これによりわれわれは技術の難関攻略に専念し、全力で市場を開拓し、急速に発展することができた」と感慨深く語った。斉社長の紹介によると、一飛智控は設立当初、他社と事務所を共有していたが、現在は1万平方メートルの新しい工場に入居し、国家級ハイテク企業にまで成長した。このような発展のスピードになるとは彼は当初考えもしなかったという。

 一飛智控が立地する天津市(Tianjin)浜海新区の中関村科技園は、かつては化学工業などが盛んな場所だった。現在、40社以上のドローンなどのインテリジェント装備企業が入居し、泰達知能無人装備産業園に格上げされている。パークの担当者は、「パークの建設からサービスを行うに至るまで、科技園はすでにバージョン3.0となり、イノベーション・エコシステムの育成により重きを置いている」と紹介した。(c)People’s Daily/AFPBB News