【8月11日 CNS】中国南部・広州市(Guangzhou)にある広大な動物園「長隆野生動物世界(Chimelong Safari Park)」の飼育員たちは毎朝、清掃をしながら動物のフンを集めている。フンは動物の健康を確認できる「宝物」だ。

 大人の象は1日200キロのエサを食べ、150キロものフンを排出する。動物管理マネージャーの崔政安(Cui Zhengan)さんはパンダやアモイトラ、コアラのフンに精通している。「竹を食べるパンダのフンは繊維が多く、新鮮なものは竹の心地よい香りがします。逆に肉食動物の虎のフンは耐えられないほど臭いけれど、植物の成長に必要な窒素をたくさん含んでいます」

 動物園ではフンを堆肥にして、エサとなる植物の肥料に活用しており、ここでもフンを「宝物」に変えている。(c)CNS/JCM/AFPBB News