【8月8日 AFP】スペイン1部リーグのセビージャFC(Sevilla FC)は7日、6月末でレアル・マドリード(Real Madrid)との契約が満了になった元同国代表MFイスコ(Isco Alarcon)と2年契約で合意したと発表した。

 セビージャは「イスコと基本合意に達した。この移籍期間で3人目の補強となる」と明かし、「あす(8日)実施されるメディカル(チェック)を前に、彼はすでにセビリア(Seville)に到着しており、全てが順調に進めば2年契約を結ぶ」とした。

 セビージャは今夏、トルコ1部リーグのガラタサライ(Galatasaray)からDFマルコン(Marcos do Nascimento Teixeira 'Marcao')を獲得し、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)からDFアレックス・テレス(Alex Telles)をローン移籍で補強している。

 スペイン代表で38試合出場を誇る30歳のイスコは、代表チームやレアル時代の指揮官であるフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督の下でキャリアの立て直しを目指す。

 2013年にマラガ(Malaga CF)から3000万ユーロ(約41億3000万円)の移籍金で加入したイスコは、レアルで欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を5度、スペイン1部リーグを3度制した他、国王杯(Copa del Rey)でも優勝を経験した。

 レアルでは公式戦350試合以上に出場。チャンピオンズリーグ決勝でも4度プレーし、2016-17シーズンのユベントス(Juventus)戦と2017-18シーズンのリバプール(Liverpool FC)戦では先発した。

 しかし、ここ数シーズンはベンチを温めることが増え、チームが優勝した昨シーズンのチャンピオンズリーグでは出場機会が一切なかった。また背中のけがにも見舞われ、昨季は公式戦17試合にしか出場せず、先発も3試合にとどまった。(c)AFP