アムネスティ、ウクライナ批判の報告書で遺憾の意
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【8月8日 AFP】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は7日、ウクライナ軍が国際法を軽視し市民をロシアの攻撃にさらしているとする自らの報告について、「われわれの報道発表がもたらした苦痛と怒りを深く遺憾に思う」と表明した。
アムネスティは「自らの調査結果を完全に堅持する」としながらも、「報告書に記されたウクライナ軍のいかなる行動も、ロシア軍の暴力行為を正当化するものではない」と強調した。
アムネスティは4日、ウクライナ軍が学校や病院に陣地を設営し、人口密集地から反撃することで、市民を危険にさらしたとする報告書を発表。ウクライナ側から猛反発を受けていた。
アムネスティのウクライナ事務所代表は、アムネスティがロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)のプロパガンダをそのまま繰り返していると抗議し、辞任した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、アムネスティが「侵略者から被害者へ責任転嫁しようとしている」と批判した。
アムネスティは、ウクライナ北東部ハルキウ(Kharkiv)や東部ドンバス(Donbas)地方、南部ミコライウ(Mykolaiv)などの19の町や村で、ウクライナ軍が市民を危険にさらしていたとみられる事例を報告していた。(c)AFP