【8月7日 AFP】男子テニス、ロスカボス・オープン(2022 Abierto de Tenis Mifel)は6日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は7-5、6-0で第3シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)を下し、今季初優勝を果たした。

 メドベージェフは、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に5セットで惜敗した1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)を含む、決勝での連敗を5で止めた。

 優勝はノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)の年間グランドスラムを阻止した昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)以来で、今季最後の四大大会(グランドスラム)となる今年の全米オープンへ向けて最終調整段階に突入する中でのタイトル獲得となった。

 母国ロシアのウクライナ侵攻を受けてウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)では出場禁止処分が科され、今大会は準々決勝で敗退した6月のマヨルカ選手権(Mallorca Championships 2022)以来の公式戦だったメドベージェフは「全ての試合が良かったが、決勝はいつも特別だ」とコメント。

「決勝はその週の最高の選手が相手なので、常にハイレベルの戦いとなる。このような大事な試合でレベルの高さや良いショットをいくつか見せることができ、とても満足している」と喜んだ。

 次週は連覇の懸かるナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2022)に出場し、その後ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2022)に臨む。(c)AFP