【8月6日 AFP】米製菓大手マース・リグレー(Mars Wrigley)は5日、チョコレートバー「スニッカーズ(Snickers)」のCMで台湾を独立国として扱ったことへの中国の反発を受けて謝罪し、「中国の国家主権を尊重」すると明言した。

 韓国の人気音楽グループ「BTS(防弾少年団)」を起用したスニッカーズのCMのスクリーンショットは、中国本土のソーシャルメディアでたちまち拡散された。中国本土で台湾を独立国として扱うのは厳禁とされている。

 マース・リグレーはスニッカーズ中国の微博(ウェイボー、Weibo)ページに謝罪文を投稿。「わが社は、アジアの特定地域でのスニッカーズの関連の活動についての報告を受け、この問題を非常に深刻に受け止めている。深くおわび申し上げる」と謝罪。現地チームに対し、公式のウェブサイトとソーシャルメディアアカウントについて「宣伝内容に正確を期す」ように確認と調整を求めたと述べた。

 さらに「わが社は中国の国家主権と領土保全を尊重し、事業を行うに当たり、中国の法律と規制を厳守する」と明言した。(c)AFP