【8月5日 AFP】台湾国防部(国防省)は、中国軍の戦闘機22機が4日、台湾海峡(Taiwan Strait)の「中間線」を越えて飛行したと発表した。

 国防部のウェブサイトによると、「防空ミサイルシステム」が戦闘機を追跡するために展開され、無線による警告が発信された。

 中国は、ナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)米下院議長の訪台に抗議し、台湾近海で大規模な軍事演習を実施している。

 中間線は、台湾海峡で中国と台湾を隔てる非公式の境界線で、軍用機が越えるのはまれ。台湾当局によると、3、4両日に台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入した中国機は計49機で、うち44機が中間線を越えた。(c)AFP