【8月4日 CGTN Japanese】中国山西省(Shanxi)の山西博物館では、「漢代楚国の重要文化財」という展示会が開催され、多くの観光客が訪れています。

 今回の展示会では、漢代楚国(現中国東部江蘇省<Jiangsu>徐州市<Xuzhou>)の支配者の陵墓および山西省の代王陵などから出土した文化財が展示されていて、さまざまな角度から漢代諸侯国の歴史、文化と葬制を解読することができます。

 この展示会では、2000年以上前の漢代(紀元前202年~紀元220年)にさかのぼる270点以上の文化財が展示されています。1994年に徐州獅子山楚王の墓から出土したS型の玉龍は代表的な展示品です。また、最も注目されているのは2537枚の玉を金糸でつづった金縷玉衣(きんるぎょくい)です。これは、漢代では皇帝が故人となってからしか使用できなかったもので、漢代職人の知恵と優れた技を感じられる展示品です。

 なお、この展示会は今年10月初めまで開かれています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News