【8月5日 AFP】5日に開幕する2022-23シーズンのサッカーフランス・リーグ1。

 キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)がスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)移籍を取りやめて残留を決意したことで、史上最多11度目となるリーグ制覇を目指すパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)が優勝候補の筆頭であることに変わりはない。

 今季のリーグ1で注目のニューカマーをAFPがまとめた。

■南野拓実

 日本代表FWの南野拓実(Takumi Minamino)がイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)から加入したことで、すでに相手の脅威となっているASモナコ(AS Monaco)の攻撃オプションはさらに強化された。

 27歳の南野はリバプールでの約2年半で21試合でしか先発のチャンスをつかめず、昨シーズンのプレミアリーグで先発に名を連ねたのは一度だけだった。南野としてはW杯カタール大会(2022 World Cup)が控える中で、今回の移籍がキャリアの立て直しにつながることを期待しているはずだ。

■ユーゴ・エキティケ

 ユーゴ・エキティケ(Hugo Ekitike)は、昨シーズンに頭角を現した20歳のFW。この将来有望株の獲得に、すでにエムバペやネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、リオネル・メッシ(Lionel Messi)といったスターが所属するPSGも力を注いだ。

 PSGはスタッド・ランス(Stade Reims)との間で、エキティケが来季に完全移籍で加入できるオプションが付いたローン契約を結んだ。その移籍金は3600万ユーロ(約49億円)にも上ると報じられている。

 身長189センチで、フランスのユース代表にも選出されているエキティケは、ローン移籍先のデンマークから復帰した昨季、スタッド・ランスでリーグ戦10得点をマークしインパクトを残した。

 PSGでレギュラーになる可能性は低いが、いざ投入されれば違いを見せつけることは間違いないだろう。