■アーロン・ラムジー

 ウェールズ代表MFのアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)も、W杯を前に自身のキャリアを再生したいと考えている一人だ。

 7月末にイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)との契約を解消した31歳のラムジーは、ニース(OGC Nice)と1年契約を結んだと報じられている。

 ユベントスではけがに苦しみ、昨季の後半はスコティッシュ・プレミアシップのグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)にローン移籍。

 フランクフルト(Eintracht Frankfurt)とのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2021-22)決勝ではPK戦で失敗し、チームは準優勝に終わった。

■アレクサンドレ・ラカゼット

 元フランス代表FWのアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)は今夏、昨季のリーグ戦で8位に沈み、不振からの脱却を目指すオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に加入した。

 少年の頃からプレーしていたリヨンには5年ぶりの復帰となり、契約期間は3年となっている。

 31歳になったラカゼットは、イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)でポテンシャルを発揮しきれず、昨季のリーグ戦では4ゴールにとどまった。

 アーセナルへの移籍直後からフランス代表にも招集されなくなったが、前回最後に所属した2016-17シーズンにリーグ戦28得点をたたき出したリヨンで再び勢いを取り戻すことを、本人だけでなくサポーターも願っている。

■トゥールーズ

 名門として知られるサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)やボルドー(FC Girondins de Bordeaux)、さらにはメッス(FC Metz)が降格した一方、昨季のリーグ2(2部)で王者に輝いたトゥールーズ(Toulouse FC)が3シーズンぶりに1部復帰を果たした。

 他にはアジャクシオ(Ajaccio AC)とオセール(AJ Auxerre)も昇格したが、今季の見通しが最も明るいのはトゥールーズだろう。

 セリエA王者、ACミラン(AC Milan)の買収でも合意に至った米投資会社レッドバード・キャピタル(RedBird Capital)がオーナーを務めるトゥールーズは、裏付けされたデータに基づいて選手を獲得することで知られており、それが国際色豊かなチーム編成につながっている。(c)AFP