【8月4日 Xinhua News】ドイツの経済紙「ハンデルスブラット」の報道によると、すでに中国の上海に進出しているドイツのスーパーマーケットチェーン「アルディ」が中国で数百店の支店展開を計画している。

 同紙はアルディの中国担当、ロマン・ラジンガー氏の話として、中所得層のすそ野が広がりつつある中国の食品市場には大きな消費の可能性が潜んでいると報じた。

 ラジンガー氏は、上海市と長江デルタ地域はアルディの「優先的な考慮対象」だとし、「中国には多くのチャンスがあり、上海市だけで500~600店を出店する可能性がある」と述べた。

 同社は2019年に上海市に実店舗をオープン。ドイツで実店舗での販売に重点を置くのと異なり、中国では一部業務を電子商取引(EC)と配送で行っている。市場リサーチ会社の統計分析によると、同社の中国での実店舗の売上高は今年、8千万ドル(1ドル=約134円)に達する見通しとなっている。(c)Xinhua News/AFPBB News