【8月3日 CGTN Japanese】中国海洋石油総公司(CNOOC)は1日、恩平15-1センタープラットフォームが中国南部の沿岸地域にある珠江口盆地で浮上式設備の全体的な設置を完了したと発表しました。

 恩平15-1プラットフォームは高さ約160メートル、重さ3万トン以上に達し、アジア最重量で、設備が最多の石油プラットフォームです。

 プラットフォーム上部のブロックの重量が世界のクレーン船の限界を超えるため、中国海油はアジア最大の海洋工事バージ船「海洋石油229」を投入し、浮上技術を採用して海上設置を行いました。

 荒れ狂う広大な海の中で、2万トンあまりの上部のブロックを高さ101メートルの台座と正確にドッキングさせ、しかも誤差は5ミリを超えてはならないため、極めて高い技術が求められます。

 恩平15-1センタープラットフォームが位置する恩平油田群は、中国でスマート化レベルが最も高く、グリーン・低炭素の開発が最も早い油田群の一つで、プロジェクトが稼働すれば、今年下半期には一日の産出量のピーク値は約5000トンに達する見通しです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News