【8月6日 CGTN Japanese】最近、中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)のウルムチ駅を起点とし、14日間で新疆の南北にあるすべての有名な観光地を回る豪華観光列車「新オリエント急行・シルクロード天山号」が国内で人気を集めています。

 観光客は、昼間は列車から降りて観光し、夜は寝台列車に泊まります。停車するすべての駅が観光地からそれほど離れておらず、従来の移動手段よりも多くの観光地を楽しむことができます。

 14日間の日程には、天山、天池、カカオ托海、カナス景勝地、ナラティ草原、サリム湖、キジル石窟、カシュガル古城、カレーズ、交河故城など、新疆の有名な観光スポットがすべて含まれています。

 列車は「新オリエント急行」のブルー・ダイヤモンド車両、「シルクロード天山号」の専用車両、食堂車、バー、2階建て寝台車両の混合で編成されており、価格帯は1人2万元から5万元(約39万円から98万円)です。その内、ブルー・ダイヤモンド車両のコンパートメントには超広幅の寝台が備えられており、車両の両端には洋式トイレや共用のシャワーブースなどが設けられています。「シルクロード天山号」の専用車両は、小さな会議室を備えた定員10人の車両で、車内は共用または独立したシャワールーム、トイレが備え付けられた多目的観光車両です。

 バーを設置した車両にはハイビジョンテレビ、ピアノ、AV設備も完備しており、観光客はここで映画やカラオケなどを楽しめます。新疆鉄道は今年の夏休みにこのような豪華観光列車40本を運行する計画です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News