【7月31日 AFP】オランダ・スーパーカップ(Dutch Super Cup 2022)は30日、同国アムステルダムのヨハン・クライフ・アレナ(Johan Cruyff ArenA)で行われ、PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)が5-3でアヤックス(Ajax)を下し、通算13回目の優勝を果たした。

 PSVは5月にルート・ファン・ニステルローイ(Ruud van Nistelrooy)監督が就任し、アヤックスは同氏の古巣であるイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に去ったエリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)氏から、アルフレッド・シュロイダー(Alfred Schreuder)監督がチームを引き継いでおり、両チームともに新指揮官の下で戦った。

 PSVはフース・ティル(Guus Til)のハットトリックに加え、コーディ・ガクポ(Cody Gakpo)、そしてフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)から獲得した10代のシャビ・シモンズ(Xavi Simons)のゴールで5点を奪った。

 アヤックスは、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)からオランダ史上最高額の移籍金3100万ユーロ(約42億円)で獲得したステーフェン・ベルフワイン(Steven Bergwijn)のゴールで15分に先制したが、PSVはティルの2得点で前半を2-1で折り返した。

 54分にアントニー(Antony Matheus dos Santos)のゴールで追いついたアヤックスに対し、PSVは65分にガクポが勝ち越し点を決めると、69分にはティルがハットトリックを達成した。

 オランダの雄同士の対戦は、その後モハメド・クドゥス(Mohammed Kudus)が素晴らしいハーフボレーを沈めて再び1点差となり、緊迫した終盤を迎えたが、アヤックスは残り11分でカルビン・バッシー(Calvin Bassey)が退場となり万事休す。試合終了のホイッスルが吹かれる数秒前にPSVはシモンズが5点目をマークした。

 ファン・ニステルローイ監督の初陣は、数日後に控えるASモナコ(AS Monaco)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)予選3回戦に向け好材料となった。(c)AFP