【7月31日 AFP】ドイツ・スーパーカップ(DFL Super Cup 2022)は30日、ライプチヒ(Leipzig)のレッドブル・アリーナ(Red Bull Arena)で行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はサディオ・マネ(Sadio Mane)の移籍後公式戦初得点などでRBライプツィヒ(RB Leipzig)を5-3で下し、通算10度目の優勝を果たした。

 6シーズン過ごしたイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)からバイエルンに加入したアフリカサッカー連盟(CAF)年間最優秀選手のマネは、他にも2度ネットを揺らしたが、いずれもオフサイドでゴールは取り消された。

 マネは「最初の試合で最初のトロフィーを獲得できてとても満足している。文句のつけようもない。この偉大なクラブの一員になれて本当にうれしい」と喜んだ。

 また、バイエルンを率いるユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は、「前半は非常によくやったが、60分からはご覧の通りガス欠となった」と話したものの、チームにとって当然の勝利であったと強調した。

「19日間しか練習していなかったことを忘れるべきではない。われわれは勝利に値した。そこに疑問の余地はない」

 エースのロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)がスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に去って新時代を迎えたバイエルンは、14分にジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)のゴールで先制すると、31分にはマネが追加点を挙げた。

 すると、この日印象的なプレーを披露したムシアラの鋭いパスから、フランス代表のベンジャミン・パヴァール(Benjamin Pavard)がゴールをこじ開け、バイエルンは3-0で前半を折り返した。

 ライプツィヒは59分にマルセル・ハルステンベルク(Marcel Halstenberg)のヘディングで1点返したが、バイエルンはサージ・ナブリー(Serge Gnabry)がこぼれ球を押し込んで4点目をマーク。その後クリストファー・エンクンク(Christopher Nkunku)のPKで2点目を奪ったライプツィヒは、さらに89分にダニ・オルモ(Dani Olmo)の得点で1点差に迫った。

 さらにライプツィヒは4点目を目指して押し込んだが、バイエルンはアディショナルタイム8分にリロイ・ザネ(Leroy Sane)が5点目を決めて相手の息の根を止めた。

 バイエルンは8月5日のフランクフルト(Eintracht Frankfurt)とのアウェーゲームで、11連覇に挑む新シーズンのリーグ戦をスタートさせる。(c)AFP